ドクターコラム〜帝京大学医学部皮膚科主任教授 渡辺晋一先生にお伺いしました。〜
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渡辺先生インタビュー かゆみとどう付き合う?
かゆみはがまんすればいい?
先生写真
かくことは、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などをひどくする最大の原因です。かきこわして傷ができると、かゆみは痛みに変わっておさまりますが、肌に傷ができてバリア機能を壊し、以前にも増してかゆみを起こしやすい状態になってしまいます。また、傷は治りかけのときに猛烈にかゆくなるので、「再びかく→傷はなかなか治らない→さらにバリア機能は低下する」といった悪循環に陥ります。しかしかゆみをがまんするのは難しいもの。日中はなんとかがまんできても夜中に無意識でかいてしまう人は多く、子どもにはなおのことがまんさせるのは並大抵のことではありません。かゆみをがまんするのは難しいので、早期に適切な治療をして炎症を抑え、かゆみを起きにくい状態にすることが大切です。
お酒や辛いものは皮膚トラブルにはよくないの?
お酒や辛いものが、皮膚の炎症を悪化させる直接の原因になることはありません。ただし皮膚は温まると敏感になるので、お酒や辛いもののように「体を温めるもの」を食べることで、かゆみが強まることはあります。さらにお酒の場合は、酔うと、「かかないようにしよう」とする自制心が弱くなるので、ついついかいてしまうことになります。皮膚の状態があまりよくないときには、お酒や辛いものを控えるようにしましょう。
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