「かゆい!」はどうして起こる?
かかないようにするために、かゆみの原因と対策を考えてみませんか?
肌トラブルを抱える人の多くが「かゆみ」で悩んでいます。「かゆみ」はどうして起こるのでしょうか。
「かゆみ」のしくみ
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織という三層構造になっており、表皮のいちばん外側は角層で覆われています。角層はやがて垢となって落ちていく、死んでしまった細胞ですが、角層が乱れると肌の表面にすき間ができるため、お肌は外からのさまざまな刺激に敏感に反応するようになります。すると真皮にあるかゆみを感じる神経が表面まで伸びてきて、かゆみを引き起こす物質(ヒスタミンなど)をもっと出すようにと促すため、さらにかゆみが生じやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
見直したい、衣類の摩擦
肌トラブルを防ぐには、外からの刺激を少なくすることがたいせつ。衣類による摩擦を減らすことも、そのひとつです。

健康な肌の男女40名に、繰り返し洗濯したタオルを一定期間襟に付けてもらい、皮膚の「水分蒸散量」を調べてみました。「水分蒸散量」は多いほど角質の機能が低下していることを示します。すると着用前にくらべて着用後は水分蒸散量が増加、つまり何度も洗濯した繊維を身につけることで角質を傷つけてしまう危険があることがわかったのです。同時に「使用感」も調べたところ、「かさつきなどの不快感が強まった」という結果になりました。
このように、私たちの肌は衣類の摩擦を「刺激」として感じているため、肌が敏感なときに洗いざらしの下着などを身に着けると、さらに刺激をひどくしてしまう場合もあります。肌すべりのいい衣類を選び、摩擦を抑える効果の高い柔軟剤を使うなど衣類のケアにも気を配るようにしてください。

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