衣類と肌とかゆみの相関関係
多くの人を悩ませる背中のかゆみ衣類の圧力と関係してる?
「背中がかゆい!」というのはよくあること。この背中のかゆみ、実はお肌が衣類から受ける圧力と密接な関係があるようです。
どうして背中がかゆくなる?
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私たちはふだんの生活の中でさまざまなかゆみを感じています。中でもやっかいなのは、かこうにも手が届きにくい「背中」のかゆみ。仕事中は、もぞもぞと体を動かしながらなんとかがまんしているという人も多いのではないでしょうか。
そこでかゆみを感じやすい部位についてアンケート調査をしてみたところ、背中、腕、首と答える人が多く、頭や顔、手など露出している部位にはあまりかゆみを感じていないという結果になりました。(ライオン(株)ファブリックケア研究所調べ 2006年 N=243)
もうひとつ、家事をすることによってお肌が衣類からどれ程度の圧力を受けているかを調べてみたところ、より強い圧力を受けている部位は背中、首、腕、太もも。強いかゆみを感じている部位とほぼ同じになりました。かゆみと衣類は密接な関係にあると言えるでしょう。
意外と大きい衣類の圧力
衣類から最も大きな圧力を受けている背中の場合、なんと手のひらに10kgの米袋を乗せたのと同じくらいの圧力だとか。なお、肌着の背中や腕に当たった部分にはたくさんのたんぱく質が付着しますが、これは衣類の圧力で摩擦が生じ、角質層がはがれたためと考えられます。衣類を身につけているというだけで、お肌は意外とダメージを受けているのです。
衣服の摩擦を抑える工夫を
私たちがふだん感じるちょっとしたかゆみは、衣類によって引き起こされている部分が大きいと言えるでしょう。衣類からの圧力を減らすことは難しいですが、摩擦を軽減してできるだけ角質層を保護し、かゆみを抑える工夫は可能です。とくに一日中肌に触れている肌着には注意したいもの。お洗濯のときに柔軟剤で仕上げるだけでも効果的、摩擦を減らす工夫を取り入れてみましょう。

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