見かけだけじゃ分からない、繊維のヒミツ
一日中お肌に触れている衣類。素材選びを考えてみませんか。
衣類は一日中お肌に触れているもの。肌トラブルを防ぐためにも、肌触りのいい素材の衣類を選ぶことがたいせつです。やわらかくしなやかで、保湿性のある素材を選びましょう。
繊維の種類
図1
衣類に使用される繊維は、「綿やウールなどの天然繊維」と「ポリエステルやナイロンなどの化学繊維」の2つに分けられます。天然繊維の場合、一般にひとつひとつの繊維が細く長いものほどなめらかで肌触りもよくなります。そのためインド綿のようにゴワゴワした風合いのものもあれば、エジプト綿のようにしなやかな素材もあり、超長繊維といわれる海島綿などはシルクのような肌触りが特徴です。
同じ動物性繊維でもウールよりカシミアの方がよりやわらかなのは、繊維が細く柔軟性に富んでいるから。お肌への刺激を抑えるためには、できるだけ繊維の細い、やわらかな肌触りの素材を選ぶといいでしょう。
肌触り+保湿・吸湿性がカギ
肌トラブルの対処策として、化学繊維の衣類を身につけないようにしている人も多いのでは?肌触りだけを考えると、麻などの硬い天然繊維よりもむしろなめらかな化学繊維もありますが、多くの化学繊維は保湿・吸湿性に劣るため、冬場は摩擦による静電気が起こりやすく、夏場は汗をあまり吸わないなどのマイナス面もあるのです。しかし最近では天然素材と化学繊維双方の利点をあわせ持つ、優れた混紡素材も多く出ています。繊維の特徴をよく理解し、自分に合った繊維を選びましょう。
お洗濯で繊維の損傷を防ぐ
肌触りがよく細くなめらかな繊維も、着用と洗濯を繰り返すうちにどうしても繊維が傷ついてもともとの風合いが失われてしまいます。なめらかな風合いをできるだけ長持ちさせるには、「洗濯ネットを利用する」「摩擦低減効果の高い柔軟剤を使用する」というように、お洗濯のときに繊維を傷めないよう、工夫することが大事です。
図2,図3 図2 図3

次のコラムへ